非効率なこと。

親子代々
口伝でつたえられた製造方法。
家族と親戚一同で作り上げる「天ぷら亅

彼らにとって当たり前の光景、当たり前の場所がなくなってしまう。
そんな危うい時に「店は初代が残してくれた財産」という言葉で
自分の人生を選び取る決心をする次期社長の彼。

本物がうとまれ
変わっていく味に違和感をもちつつ
価格競争に巻き込まれていくお店。

もう注文もなく作ることもなくなったけれど
お祝い蒲鉾の型は大切にしまわれている。
効率化をめざし
資本主義の波に乗り遅れないようにと
心痛むまま捨ててきたこと。
それらを、もう一度拾う決心をした。

口伝で途絶える寸前だった味を
自分の人生を決めたばかりの若い息子が
父の舌が覚えている昧を引き出すために
何度も何度も作り直す。
父が「うん、うん!これこれ!」と言うまで。

これから本物の味を伝えて行く。
それは簡単ではない。
忘れ去られてしまっているから。
自分たちで無くしてしまった物だから。

それでも。
誰も当てにしないで
自分たちで立ち上がろうとしている。

非効率で手間暇かかって面倒くさい
そして、家族がある。
私は彼らを応援する。

さ~~~~~~~楽しくなってきたぞ!!!