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Q:ライバル店がやっている非道なことをあばきたい。どうしたらいいですか?

    
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Q:ライバル店がやっている非道なことをあばきたい。どうしたらいいですか?

一つ確認したいことがあるので、質問しますね。

A:ライバル店が憎くて仕方ない。
B:自店よりライバル店を信じるお客様が憎い。
AとB、どちらでしょうか?

 実はどちらも商売人向きの考えではありません。なぜならば、どちらも儲けに繋がっていなからです。ライバル店を憎んでいても一円にもなりません。ライバル店はあなたの店では買い物をしませんからね。

 お客様を憎んでいても、自分を憎む店にお客は行きたがりませんから、あなたの思いは届かず、結局これも来店に至りません。

 あなたの方が誠実なのに、お客様は非道と思えることをしているライバル店を信じてしまうのでしょうか。答えは簡単です。あなたがライバル店ばかり見ているからです。私には、あなたがライバル店に恋しているかのように見えます。好きか憎いかの違いはあっても、あなたの頭の中はライバル店のことでいっぱいなのですから。

 幸いにも、本当の恋とは違い、ライバル店に振り向いてもらう必要はありません。ライバル店に「お前が好きだ」と言わせることは難しいことです。
 でも、お客様に「あら?あなたの方が素敵かも」と思わせることはできます。その方法はシンプルです。自店が大切にしている部分を語ってみてください。そのためにしている努力と工夫を語ってみてください。そうするとあなたのファンができます。ライバルは断罪できても、あなたのファンはできません。相手が好きだと言っているアーティストのCDをけなすよりも、「こんな曲もあるよ」と勧められる方が受け入れられやすいのと同じです。
 しかも、多くの非道な輩は、あなたが大切にしている部分を語るたびに、「ちっ、余計なこと言いやがって」と嫌な気分になります。

 あなたが大切にしている‘‘自分の道‘‘を語るとライバル店は嫌がり、お客は魅力を感じてくれるようになります。
 素敵な世界だと思いませんか。私には、こちらの方が儲けにつながっているように思えてなりません。お客様に自分を信じて欲しいのなら、先にお客様を信頼しましょうよ。誰かが何かを言うのは止められないけれど、自分が言うことで誰かを振り向かせることはできます。
 多くの繁盛店がしていることです。あなたにもできます。

A:お客様に‘‘自分の道‘‘を語りましょう!

この記事は
株式会社ごえん 代表取締役社長
地域商店コンサルタント
山田文美(やまだあやみ)
が書きました。

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