Q:口コミで楽に集客したいのです。上手な仕掛けを教えてください

口コミは簡単に生まれないから価値があるのです。さらに、口コミが生まれる状況には非常に興味深い事実が隠れているのです。そもそも口コミって何だろう?から考えてみましょう。
お客が誰にも頼まれていないのに、自発的に店を宣伝することが口コミです。
口コミ発生のタイミングは、人が心を動かされたときです。この状態を情動といい、喜び、怒り、哀しみ、恐れ、いとおしみ、憎しみなどの感情が湧いた瞬間をいいます。
だから口コミには良いものも悪いものもあるのです。
人は自分の中に湧いた情動を処理して平常心に戻す働きを持っています。例えば、マイナスの情動は早くなくしたいので、愚痴やクレームとして吐き出します。悲しみの情動は涙に替えて流します。恐れの情動は現実逃避をして忘れ、いとおしさの情動は物や言葉や協力といったプレゼントになります。お客は店舗と関わった際、喜びや称賛したい感情を持つと、誰かに伝え自慢したくなり、会話やSNSで言葉にします。これがあなたの欲しい口コミになります。
つまり、口コミを発生させるために最も重要なのは、目の前のお客にしっかりと対応することだと分かると思います。口コミは、当たり前のことをきちんとやり切ることで生まれるのです。
店に通ってくるお客のために専門知識を磨き、さらに商品も床も磨くことです。ここまでやって、口コミを発生させる準備が整うのです。
さて、この準備=ご相談の上手なな仕掛けにつなげる方法をお教えします。
口コミは誰でも発生させることができますが、問題が一つあります。口コミを発生させる人は感情が高ぶっていますが、口コミされる側の人は冷静だから、お互いの感情レベルが合わないために共感しにくく「じゃあ私も行ってみよう」とはなかなかなりにくいのです。
そこで、この差を埋めるための情報が必要になります。
口コミされる側の人が知りたいことは、つまり何がおすすめなの? その店はどこにあるの? この2点に絞られます。
ですから、これらを簡単に伝えられる販促ツールを用意しておきましょう。
お客の口コミ熱はあっという間に冷めます。鉄は熱いうちに打て、と同じで、口コミを熱いうちに打つためのハンマーとなるショップ情報を、店側が提供することが必須になります。
・ショップカードを渡す
・HPのQRコードや検索ワードを店内に設置
・商品とともに渡す
といった工夫です。
口コミによる集客は簡単そうだと思われがちですが、実は大変難しいから発生数が少ないのです。目の前の一人のお客の役に立ち、そのお客にとってなくてはならない店になりましょう。
商売の基本を確実に行い続けることで、口コミというご褒美が手に入るのです。
A:口コミされる側が知りたい情報を用意しよう
この記事は
株式会社ごえん 代表取締役社長
地域商店コンサルタント
山田文美(やまだあやみ)
が書きました。
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