Q:スタッフは褒めて伸ばせと言われましたが、褒め方が分かりません

褒めて伸ばせに共感したものの、方法が分からない状態なのですね。どうして分からないかというと、あなたは今まで持っていなかった価値観を取り入れようとしているからです。
人は自分がされたように他人に接します。褒め方が分からないのは、されたことがないからです。あなたは褒められるよりも厳しくされて育ったのかもしれませんね。スタッフが変化するのを望む人が多い中で、自分から先に経験のないことをやろうとしている姿勢を、私は素晴らしいと感じます。
褒め方にはコツがあります。
(1)「できている部分」を見つける
(2)その「できている部分」を褒める。これだけです。
例えば「掃除はできましたか?」と聞いたら、「やろうと思っていますが電話がかかってきたので・・」とスタッフが言い訳したとしましょう。この中でできている部分は「やろうと思った」ところまでです。この先の実際に掃除に取り掛かる行動はできていません。
つい、できていないことを責めたくなりますが、出来ていない部分はあえて見ないでください。そしてできている部分だけ「やろうと思っていてくれたのですね。さすが!」と褒めます。するとスタッフは「はい」と返事をするでしょう。人は自ら「はい」と言ったことには責任を感じますから、すぐに掃除に取り掛かります。しかも責任感を持って取り組むので掃除の質が上がります。‘‘褒める‘‘行為は言葉だけではありません。自分が褒めたことが相手に伝わらなくては意味がありません。
人は言葉以外からも思いを感じます。言葉は褒めていても表情が怒ってたらどうでしょう。体が横を向いていたらどうでしょう。怒りながら褒める人はいません。ニコニコして褒めましょう。そして褒める相手に正面を向けて、身振り手振りも添えましょう。ここまでやって、やっと相手に思いが伝わります。できていないことまで褒めるなんて無理です。だからできていることだけを探して褒めます。そのときに、表情と身振りをそろえると相手にしっかりと「褒められた」と感じてもらえます。
豊富な誉め言葉語録を知らなくても、「さすが」「なるほど」「お見事」といった一言誉め言葉だけでも、表情や身振りが豊かなら「褒めて伸ばす作戦」は成功します。ぜひ、表情・身振り・一言誉め言葉のセットで、スタッフを伸ばしてください。
A:まず、できている部分を見つけましょう
この記事は
株式会社ごえん 代表取締役社長
地域商店コンサルタント
山田文美(やまだあやみ)
が書きました。
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