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Q:全国チェーン店が次々オープンします。圧倒的な広告量で心がくじけてしまいます

    
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Q:全国チェーン店が次々オープンします。圧倒的な広告量で心がくじけてしま...

 外来種が攻めてくると在来種は絶滅しそうな状況に追いやられやすいですね。低価格、在庫量、売場面積、広告宣伝量と、どれをとっても驚異的です。あなたはその鳴り物入り外来種の開店の音の大きさに驚きおびえたのですね。

 一方、攻めてきた外来種もおびえています。
 「これだけ経費を使ってしまったのに回収できるだろうか、儲けを出せるだろうか」と。
 よって、圧倒的に集客しないと成り立ちませんから、持てる力の全てを使って開店します。「敵も必死」です。なぜなら、大きな負債からスタートするのですから。

 この敵の必死さを感じるため、あなたも買物に行ってみましょう。単なる視察ではなく、必ず自腹で買物しましょう。そうするとお客の気持ちが理解できます。

 仕入価格で買うことのできる商品を、あなたは自腹でしかも定価で買うのですから、購入する商品のチェックが厳しくなります。
 この時にチェックした項目をお客に教えると「もっと早く教えてほしかった」と言われます。お客は素人で、あなたが専門家なのですから「大手の安い品はうんぬん・・・・・・」と悪態ついている場合じゃありませんよ。
 お客は何も知らなければ、音が大きな方に吸い寄せられますからね。あなたがそうなっているように。

 小さな店舗の小さな声は届かないのでしょうか。いいえ。小さな声は確実に一人に伝わります。

 駅の雑踏で誰かに振り向いてもらうには大声を出しても難しいですが、「山田さん」と呼び掛けたら小さな声でも、山田さんは振り返ります。

 小さな店舗こそ、誰に伝えるかを明確にするべきです。たった一人の現実の人を思い浮かべて、その人に向けて手紙を書くように、あなたの「これだけは譲れない」という信念を伝えましょう。それは、自腹で買物したときにチェックしたことと重なるはずです。

 攻めてきた店は持てる力全てを使って開店しているからこそ、それ以外は苦手だと分かります。この苦手と、あなたの得意とは重なりませんか。

 重なるなら、この得意をもっと磨いて知らせましょう。
 小さな声は一対一でこそ伝わりますから、店頭に立って店の前を通る人にチラシを手配りし、会う人全てに手渡しましょう。
 ここに店があると分かっている人にすら興味を持たせられなくては、どんなに資本を使って宣伝したって誰も来ませんからね。

 全国チェーン店が進出してきたら、自店の役割をより明確にするチャンスです。相手が持っている装備を自店では外し、より身軽になって一点集中して取り組むことができるからです。経済は、歴史が重なれば成熟して役割分担されていきます。
 何を手放し、どこを強化するかを明確にして、地味にささやき続けた店舗が生き延びています。

A:小さな広告だからこそ伝わることもあります

この記事は
株式会社ごえん 代表取締役社長
地域商店コンサルタント
山田文美(やまだあやみ)
が書きました。

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