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【実例】Q:世の中の情報を知るほどに、自分の小さな店舗が生き残れるか、思うたびに不安になります

    
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【実例】Q:世の中の情報を知るほどに、自分の小さな店舗が生き残れるか、思...

 世界の最新情報は、小さな店舗にとって嵐のようです。店舗ごと吹き飛ばされそうで不安ですよね。大手資本が大声で、聞いたこともない新手法で、ブルドーザーのように触れるもの全てなぎ倒して進む様子を見ておびえるしかないのでしょうか。

 人は、目立つもの、大きなものを見てしまうと視線がくぎ付けになりやすいですね。でも小さな店舗は、目立つ部分に目を奪われるよりも、目の前の一人のお客さまをしっかり見つめてほしいのです。
 そうすると、自分の小さな店舗は、お客さま側からどう見えているのか知ることができます。

 ある薬局は、経営者の家庭事情で店舗移転をしました。
 25年商いをした町から引っ越し、知人一人すらいない他県に新店舗を開きました。新しい町で周りを見渡すと、マスコミ宣伝で有名なドラッグストアや地域コミュニティに顔が利く老舗薬局、ネット販売や他店舗展開の薬局などが目立ちます。

 自分の、こんな小さな店を必要とする人がいるとは到底思えませんでした。やはり無理かと諦めたころに、ひょっこり新規客がやってきました。
 多くの人が見向きもしなかった自店に、どうして入店してくれたのかを聞いてみました。すると「こんな小さくて何でもゆっくり相談できる店を探していました」と言われ、驚きました。

 自分は、「こんな小さな店」と諦めていたのに、お客さまは、こんな小さな店だから良いと感じてくれたのです。

 ブルドーザーは全てを押しつぶしますが、ブルドーザーにだって隙間はあるのです。大きなブルドーザーばかりが目立ちますが、ベルトの隙間に入れば、なぎ倒された不毛な土地に新芽を出すことができます。
 あなたの小さな店舗も、この新芽と同じです。新芽を大切に育てていきましょう。

 それには、単純に商品を仕入れて並べるだけでは駄目ですよ。
 世の中に商品の数はAmazonの在庫数以上に存在しますが、あなたはその中から理由があって選んだはずです。この理由をお客さまに知らせる工夫をしましょう。

 一つの商品は、物です。物は誰かが作ろうと思いつき、形にするまでの試行錯誤かあり、あなたとの出会いがあり、迷って仕入れて並べ、お客さまに知らせるための宣伝の工夫があり、購入しようかを迷うお客さまがあり、購入したお客さまの事情と感想があります。

 これを「物の後ろにある物語」と言います。
 商品と物語を対にして、お客さまにお伝えしましょう。

 店が小さいからこそ、たった一人のお客さまにも丁寧に時間をかけられます。お客さまは一人の積み重ねです。目立つものに目を奪われるよりも、目の前のお客さまを笑顔にするために心を砕いてください。

A:小さいからこそ生き残れる商売方法があります

この記事は
株式会社ごえん 代表取締役社長
地域商店コンサルタント
山田文美(やまだあやみ)
が書きました。

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