思い出。

熊谷の実家は山の中の一軒家。
すぐ裏は隣村と境だった。
高校時代「国境警備隊」と言われていた。

一軒家で一人っ子だった熊谷は子供の友達は周りにいなかった。
そして民宿をやっていたので子供の熊谷は山を下って
川の近くのマスの釣り堀をやっている所まで
お客様に出すマスを買いに行っていた。

そこのおばさん(もう亡くなってしまった)がいつも優しくて
「お~~ たにこ 来たか」と言ってお菓子をくれたり
たまには
「たにこ 魚つってみるか?」と言って
竹に釣り糸・ソーセージの釣り道具を貸してくれて
マスを釣らせてくれた。

そのおばさん夫婦がその釣り堀を息子に譲り
新しく始めたのがドライブインと民宿。

そこに移ってからも
熊谷の顔を見ると
「たにこ 元気か?」と声をかけてくれた。

そして熊谷が保健婦になって地元に帰ってきた時は
町で行うリハビリに来ていた。
ここでも
「たにこ 元気か?」と。
リハビリに来るんだから体調も良くなかったのだろうが
いつも元気で熊谷に声をかけてくれた。

介護保険が始まり
熊谷がケアマネとして仕事を始めた時は
熊谷の受け持ちとして自宅に定期的に訪問していた。
その時も
「たにこ 元気か?」と相変わらず言われた。
「おばさんこそどう?」って聞くと
「しょうがないな 年やしな やれることだけやっとる」と。
いつも元気なおばさんだった。

今度 新規事業を始めようと思っている建物は
そのおばさんが息子に釣り堀を譲った後に建てた建物なのです。

その建物は色んな人が色んな事に使って今に至っている。

その建物で新規事業を始めようと決めた時から
熊谷の頭の中でおばさんの
「たにこ 元気か?」が聞こえている。
おばさんは喜んでくれているのかな(^^♪

新規事業

去年の消費税増税に伴う還元事業に入る前から
書類との戦いが始まった。
もっと言えば「付知ばあちゃんち」を開業するに当たっての書類も戦った。

ちょっと落ち着いたと思った矢先の新型コロナの騒ぎ。
補助金をもらうために書類との戦い。

やれやれと思う間もなく
夏の観光シーズンに向けて新規事業を立ち上げることになった。
そしてこれもまた書類との戦い。

今日は7月11日。
今月中に何かがなせるのだろうか?
今週もバタバタしていて気が付いたら金曜日の夕方。
官公庁が閉まってしまった。
後は月曜日まで何も進まない。

そして雨もずっと降っている。
月曜日に出た警報が一度も解除されることなく土曜日になった。
雨が降ったら何もできないのか?
と言われるとそんなことはないのだが・・・
何となく物事に進みが遅い。

雨が止んで
観光のハイシーズンになる前に何かが成せる事を祈るばかりである。