Q:「安くしてよ」と言われると困ります。赤字にして売ることは出来ませんし、かといって売れないのも困ります。

ある行動をとるべきか、迷ったときには逆に考えてみるのも一手です。「安くしたら100%売れるか」と考えます。どうですか? 安くしても売れる確証はありませんね。
つまり、安易に安くするのは危険なのです。「安くしてよ」の裏側には「私が買わないと、あなた、売上げが困るでしょう。だから安くして」という依存が隠れています。一度安くすると、次はもっと割引してくれると期待します。これが繰り返されると、店側は「もうできません」と断る事態に行き着きます。
すると、甘え依存の人は怒りをあらわに態度が豹変します。私が聞いた怒りの言葉には「今までこの店でどれだけ買ったと思っているのよ」といった、胸に突き刺さるほど辛辣なものもありました。
店ができない割引をするのは親切ではなく、お客様をクレーマーにする行為です。「安くしてよ」と言われたら、困った表情で肩をすくめ、うつむき加減、神妙な口調で断りましょう。愛想笑いして断ると、表情と態度と言葉が一致せず、相手に不信感を与えてしまいます。
売れないのは高いからではなく、欲しくないからです。値引する前に商品の利点を伝える方が、検討され売れる確率が上がります。
A:売れないのは高いからではなく、欲しくないからです。
この記事は
株式会社ごえん 代表取締役社長
地域商店コンサルタント
山田文美(やまだあやみ)
が書きました。
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