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Q:改装するほど資金はないのですが、店内で何か工夫できることはありませんか?

    
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Q:改装するほど資金はないのですが、店内で何か工夫できることはありません...

 人をもてなす一番簡単な方法は座ってもらうことです。

 椅子の数は店舗側のウエルカム感を表します。椅子は主役を支える物ですから座る人を主役にします。その椅子が多く置いてあると、無言でも「この店はお客さまを大切にしている」と伝わります。お客さまは商品よりも自分を大切に扱ってくれる店が好きです。店舗の入り口から見える位置を意識して椅子を置きましょう。

 人は座ると気持ちに余裕が生まれますから、ゆっくり商品を眺めたり会話を始めたりします。
 店内滞在時間を増やしたかったら、店内のあちこちに椅子を増やせばいいのです。

 お客さま1人につき椅子は2脚必要です。荷物を置く場所を用意するのも、もてなすための配慮です。椅子を置くスペースがどうしてもない場合は、荷物を置く場所の確保だけでもするべきです。

 両手を空けると店側の話を聞く余裕が持てます。荷物を両手いっぱい抱えたままの立ち話では、大切なことは何も伝わりません。まずは座ってもらい、荷物も降ろしてもらう。そのための椅子です。

 椅子の力は大きいのです。
 ある食料品店では、近所の人が座ってお話をされるたびに「じゃあ、これももらっていこうかな」と単価が上がっていきます。

 ある一人営業の時計眼鏡店は、最初は2脚の椅子しか置いていませんでしたが、今は7脚置いています。座ってもらうと展示してある時計の売上げに貢献するからです。丁寧に説明したPOPが熱心に読まれるようになりました。

 また、ある漢方薬局でも椅子の数を3倍に増やしました。椅子に座ると目線の高さが変わりますから、それに合わせてカウンターの高さも低くしました。カウンターの高さはお客さまと店側の心の障壁の高さに比例します。椅子を増やしカウンターを低くしたら、相談内容が充実して買上率も単価もアップしています。

 大型ショッピングセンターでも、ベンチやソファのコーナーは常時人が座っています。座っている年齢性別は歩ける人全てです。顧客対象年齢が20代でも60代でも変わりません。人は椅子があれば座るのです。
 まずは安価な丸椅子からで十分ですから、ぜひ置いてみてください。そしてお客さまに「どうぞ掛けてください」と勧めてみてください。会話のきっかけにもなりますよ。

 お金を掛けられない中でお客さまに何ができるかと考えてみましょう。資金が乏しいほど工夫が生きてきますから。


 A:あります。椅子を増やしましょう

この記事は
株式会社ごえん 代表取締役社長
地域商店コンサルタント
山田文美(やまだあやみ)
が書きました。

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